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花咲いたブタちゃん走り ●マンガ・アニメの感想・考察・レビュー●

毒舌・批判・絶賛あり。作者さんの意図とか考えを想像するのが好・き!

ハンターハンターと幽々白書 変化する主人公と変化しない主人公

ハンターハンター マンガ 冨樫義博

先日投稿しました記事の補足。

 

7/14のハンターハンター 感想①冨樫義博は政治派だったか、暗黒大陸編のテーマ

http://pigrun.hatenablog.com/entry/2014/07/15/144051

 

字がでかい…まあいいや

 

「指導者、カリスマとは何か」という話です。

現実の制約を乗り越えてなお、我を通すというのは実際は非常に難しいものです。

 

ハンターハンターはそれに果敢に挑もうとしている作品です。

幽々白書では、それには限界があったんですね。

そもそも、主人公の成長ストーリーではなく、ハートフルオムニバスからの、バトル漫画でしたから。

 

幽々白書は、アウトローなテイストを含む作品です。

主人公がもともと不良ですしね。

正義きどりではない、自分勝手で自由奔放なキャラクターです。

少年漫画内で、「人の肉を食べることを許容する」主人公というのは、ちょっと異質かもしれません。

 

幽助はもともと、ほぼキャラクターとして出来上がっていて、巻き込まれながらも強くなっていく、というインフレ型の形式をとってきました。

そこでいくと、ストーリーとしての限界が見えてしまうのは至極当然。また幽助自体が、「退屈ギライのバトル好き」ともなれば、ドラマチックなストーリー展開も厳しくなってきます。

幽助自体に「変化」は、もう何も起きないわけです。

 

とはいえ高校卒業間近を迎える幽助。

サラリーマンになるわけもなく。

螢子ちゃんと結婚してどーすんだって感じですが。

 

冨樫先生もそうとう限界だったと思います。

これ以上続けるともなれば、キャラクター性も崩壊せざるを得ないし(飛影とか、どんだけ付き合いいいんだよとか、蔵馬も頭いいのに毎回振り回されるなよ、とか)、

世界観も壊さざるを得ません。

(霊界とか、なんだったの?となってしまう。そんなに強い敵が出てくるのに、なんで今まで大丈夫だったのとか)

 

「幽助」という主人公で進められるストーリーとしては、役割を十分果たし切ったなあと思います。

 

 

そう思うと、ドラゴンボールもピッコロやベジータがストーリーを紡いでいてくれていた、と言えますよね。悟空も悟飯もあんまり変わらないので。