花咲いたブタちゃん走り ●マンガ・アニメの感想・考察・レビュー●

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進撃の巨人 14巻 (諌山創) 感想 考察と今後の展開予想 これまでの物語構造

進撃の巨人 14巻 (諌山創) 感想

 

進撃の巨人(14) (講談社コミックス)

進撃の巨人(14) (講談社コミックス)

 

 

 
 
出ました~!
感想遅くなりましたが。
 
これまでの翻弄型の展開から
仕掛け型の展開になったので
なんだか難しくなっちゃいましたね。
 
 
今回の見どころは下記でしょうか。
 

 

 
・リヴァイ兵長の対人バトル
・巨人の力の移管法則
 
 
あとなんといってもアレですね、
「リヴァイ・アッカーマン」!
 
 
しかし、進撃の巨人は謎がまだあまりにも多いし
前提背景がよくわからないので
考察が難しいんですよね。
 
物語のつくりかたや演出もトリッキーだし。
 
 
みんなあまりにも「絵、下手!下手!」と言いますが
ここまで演出がうまい作家はなかなかいないと思います。
立体起動の疾走感、巨人に対しての絶望感、
これは本当に絵が下手な人には表現できないと思います。
 
(実際、スピンオフの作画はキレイですけど、
テンポが悪かったり、恐怖が芝居がかってたりしますし)
 
コマ割の角度とか、ふきだしの位置とか
奥が深いですよね、ホント…。
 
 
 
■14巻を受けて、これまでの整理(確定ではない)
 
●巨人
①巨人は“入れ物”
②巨人が特定の“力”がある人間を食べると、
 “力”を引き継いで、姿は人間に戻る
 
●王政
③壁は生きた巨人によってできている
④壁ができた後、人々は記憶操作されて、
 その前の記憶を忘れている。また、情報も隠滅されている。
⑤レイス家が正統な王家
⑥ ③や④の情報を知ろうとする者は抹殺されてきた
 
 
●人間関係
⑦次の団長はハンジ(エルヴィンがいなくなる伏線)
⑧ミカサとリヴァイは同族(姓が同じ。血は不明)
⑨ブログによるとサシャは殺そうと思っていたが
 人気キャラのため殺さなかったらしいので
 重要人物ではない
 
 
●謎
⑩獣の巨人は何?(別世界の生物。
「言葉はこれで合ってるはず」と言っていたので)
⑪巨人発現時の光は何?
⑫正統王家を秘密にしている理由は?
⑬ライナーやベルトルトの目的は?
 
 
 
■これまでの展開
 
プロローグ(子供時代編)
変身編(訓練兵時代の関係性深堀、エレンが変身するまで)
(巨人を倒さなければならない、という意志が生まれる。
 現状の世界観を少し説明)
女型の巨人編
(巨人という敵は、一部の人間であるかもしれない、
 というドラマと不安感を生む)
巨人の人々編
(様々な能力の巨人が出てくる。
世界の成り立ちと関係するような能力。
今思えば、世界の成り立ちの伏線だった。
また、巨人サイドもいろいろな事情があるらしい)
「対巨人」の物語の終わり。
「対巨人」という構造は、ハンネスさんが死んだ
あの大混戦で「真っ当に戦うのは不可能」という
深い絶望を印象づけた。
 
ずっと敵だと思っていた「巨人」は、
実は「人」であったり、あるいは何かの存在の
作為的なものが背景にあったらしい。
王政革命編
今~。
「対体制」の物語へシフト。
 
 
セオリーでいくと、
「対体制」の中で「対ボス」にシフト、
その後「対黒幕」で終了。
 
 
 
 
■①~⑬から考えられる今後の展開
 
●キャラクターの物語
 
★エレン・ミカサ・アルミンの物語
基本的に深堀終了していると
思うので、あとは彼らが突き付けられた真実に対し
対応していくのみ。
エレンとミカサの関係性など、動きは多少あるかもだけど。
 
★サシャ
⑨の理由で、物語としてはほぼ重要ではないと思われる。
 
★コニー
おそらく、母親が巨人になってしまった証人として
ほとんど役割は果たしているんではないかな。
でもバカ枠として重要。
 
★ジャン
今焦点があたってますね。
とはいえ、あくまでもジャンは
「普通の(バランスのとれた)人間」枠なので
物語自体には影響は与えないのではないかと。
 
 
同期の物語がひと段落したので、
今はエルヴィン・リヴァイ・ハンジに深堀が入っていますね。
⑦の理由でエルヴィンは死んでしまうんじゃないかしら…。
 
現在「対体制」編をしていますが、
エルヴィンの死または離脱によって「対体制」編が
終わるんじゃないかと思ってます。
 
 
●王政の目論見
さっぱりわからんですね~。
人々を壁の中に入れておく理由があるんでしょうか。
バラバラに散らばしていると、
人や付随する“力”の管理がしにくくなる、とかですかね。
 
とにかく③④⑥から、壁の中に人を集めていたいのでしょうね。
 
⑤と⑫のレイス王家の件ですが、なんで正統王家を隠したいのか。
これも不明ですね。
普通に影武者でいいのかな。
でも、巨人の力のことをわかった時点で、
レイス家が正統王家だってことぐらいわかってるはずなので
影武者の意味ないと思うんだよな~。
 
 
●世界観
これもさっぱりわかりませんが
(全部じゃねえか…)
⑩の獣の巨人は何なんでしょうか。
 
★おそらくですけど、今エレン達がいる世界は箱庭なのでは?
 
 
エレン達の世界のことを世界Aとして、
獣の巨人の本拠地を世界Bとします。
 
エレン達は読者の私達と同じように、
自分達の世界が何なのか、ということはわかりません。
自分達の見える範囲のことのみです。
 
とはいえ、私たちは、自分のいるところが
宇宙の中の地球で、その中でも日本、という、
大まかな全体像くらいはつかんでいます。
 
が、おそらくエレン達は④⑥の記憶の改ざんと抹消により、
ここが地球なのか、日本なのか、そもそも
他の国があるのか、などわかっていません。
 
 
しかし、獣の巨人は違います。
「言葉は合っているはず」という発言からわかるように、
世界Aと世界Bを使い分けているうえ、
世界Aの文化的概要をある程度知っています。
 
それを考えると、
世界Aと世界Bは、東京と大阪、というような
並行関係ではなく、
鎖国中の日本とその他グローバル、
あるいは地球と宇宙くらいの、
情報における上下関係があるのではないでしょうか。
 
 
そこで⑪の巨人発現時の光の謎ですが
漫画だと描写されていないのですが
アニメだと、明確に天から落とされている光なんですね。
 
世界Aの上に世界Bがあり、
世界Aの巨人関連には世界Bの存在が介入しているんではないかと…
 
ちょっとありきたりな発想ですが考えちゃいます。
 
 
 
★⑬ライナーやベルトルトの目的は?
ベルトルトの「誰かがやらなくちゃいけないんだ」は
非常に非痛な叫びでしたが、
仮説として、「対黒幕」の黒幕を「世界Bの存在」
ということにしてみます。
 
そうすると、実はライナーやベルトルトは、
世界Bの存在に気づいており、
世界Aから世界Bを排除しようとしているのかもしれない。
 
プロローグ(エレン子供編)で壁を破壊したのは、
対黒幕用の打ち手に、“力”のある巨人を増やしたいと
思ったから?
 
何にせよ、もし彼らが黒幕に立ち向かおうとしているのであれば、
エレン達が対体制と対ボスをクリアし、
対黒幕編に入った時、合流できるかもしれませんね。
 
 
そうなったとき、アニもまざれば、
エレン、超大型、鎧、女型などの巨人オールスターが完成して
圧倒的強者である世界Bに対して、巨人が進撃することになりますね。
 
うーん妄想ですけど。
カッコイイ。
 
 
 
★これからの展開(妄想)
 
現在の「対体制編」によって、
王政が崩壊、
ボスの正体と目論見が明らかになる。
(勝つかはわからない)
その過程でエルヴィンがいなくなる。
調査兵団団長がハンジとなり、
新体制でボスに挑む主人公達?
ボスを追い詰める過程で
黒幕(世界B)が明らかに!
ベルトルトやライナーと合流し、
世界Bの存在に挑む。
ラスト、ブログによると作者は
ハッピーエンドか
度肝をぬかれるようなバッドエンドにするかで
悩んでいるらしい。
 
 
終わり。
 
 
 
また、wikipediaの「霜の巨人」の項目には
下記のような一文があります。

 
>絶え間ない警戒という犠牲の上ではあるが、
>神の支配による彼ら(巨人)の敗北は、
>自然界に対する文明の勝利を象徴する。
 
 
 
これは本当に妄想ですけれど、
進撃の巨人」というタイトルから
巨人って主人公側なんじゃないの?という
違和感を覚えます。
 
wikiによると、巨人は常に敗者側。
まさに今の調査兵団のような、自然淘汰される側の存在です。
そんな彼らが進撃する…というのは
妄想に描いた巨人オールスターズで
強敵「文明(世界B)」に挑むんじゃないの?という
イメージを想起させますね。
 
 
 
というわけで、14巻の感想なのかこれは、
という感じですが
早く対体制側がクライマックスを迎えて
対ボス、黒幕側に行ってくんないかな~と思います。
 
ハンターハンターもそうですけど、
対体制とか対組織っていうのは
何枚岩にもなってて複雑だしややこしいんですよねえ。
地味なわりに…
 
 
15巻が楽しみです!