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荒木飛呂彦『ジョジョリオン』8巻 感想 単行本買い向けよりは、連載読み向けの作品

荒木飛呂彦ジョジョリオン』8巻 感想

 

(なぜかamazonに画像がない)

 

ほんとに相変わらず…不思議な作品で…

「ちゃんと読んでる最中は意味がわからない」んだけど、読み終わった後に考えてみると「大筋は理解してる」し、「なんて面白いストーリーなんだ」とさえ思ってしまう。

 


第8巻でいうとこんな大筋のストーリーです。

ジョウスケ(主人公)、岩人間に襲われる

岩人間倒す

倒された岩人間、何かの果実を落とす

その果実は「岩化してしまう病気」を治すものだと判明

その果実を調べよう

新キャラ(東方家長男)登場

長男は果実の秘密を知っている?

長男はカブトムシで熱くなりすぎる男。
カブトムシバトルで果実の秘密を漏らさせろッ!


■読んでいるとわけがわからなくなる理由1:ミステリー展開
ジョジョお得意のミステリー展開が原因なんでしょうね。「なんだこれはッ!」→「判明ッ!」という。

大筋、「ジョウスケの正体を知ろう」という目的があって、その中に「関係するんじゃないか?」という謎がたくさんある。一話一話でいくとその謎のみを、一生懸命追求していくので本筋を一瞬忘れてしまって、「何のためにこれ追求してるんだっけ?」となってしまう。


まあ、1ミステリー終わるとすぐ「これまでのあらすじ」やってくれるので大丈夫なんですけど。


■読んでいるとわけがわからなくなる理由2:独特の絵とノリ
絵とノリがシュールじゃないですか。
ギャグなのかシリアスなのかわからなかったりするし、無意味なトリビアをよくはさんでくるので、どれが伏線で本筋なのかわからなくなるんですよね。

絵も決して見やすいわけではないので、視点も定まらないし。もちろん演出の基本は押さえられているので理解できますけど、荒木ワールドすぎるので、セオリーな手法以上に独特な絵にゴリおしされてしまう。

 

今回で言えば、カブトムシバトルとか本気か?って感じですし。
まあ何かあるんでしょうね。


■まとめ
安定して面白かったけど、そろそろ何か謎の一個が解消してくれないと、謎が多すぎてわからなくなっちゃう。真面目に考察できるタイプの作品でもないから、いちいち謎を覚えている必要もないんだけど。

うーん、もっと考察できる感じだといいな。
考察できない分、「ミステリー」と「バトル」で楽しむしかないんだけど、斬新さのみになってきて、ストーリーの繋がり自体を楽しめなくなってきているのが残念。

振り返ってみると「いろいろあったなあ…」と感じるんですけどね。

単行本買い向けよりは、連載読み向けの作品ということなんだろうな。
20年においてしみついた週刊ジャンプの血ですね。