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花咲いたブタちゃん走り ●マンガ・アニメの感想・考察・レビュー●

毒舌・批判・絶賛あり。作者さんの意図とか考えを想像するのが好・き!

楽園追放 感想 判断力が大事、というテーマは「サイコパス」と同じ

楽園追放 感想
no title
 
なぜか公開初日に観てきました~~!
虚淵脚本だったのでエログロバイオレンスを期待していましたが、そんなことはありませんでした。
 
彗星のガルガンティア的な、真っ当で爽やかな、王道SFストーリーでした。
結論、すごく面白かったです。
 
説教くさすぎたりせず、難解すぎることもなく、ストーリーに納得感もあるし。メリハリがあって飽きないし。どっちかと言うと、無駄な情報がなく、純粋にアクションやビジュアルを楽しむことができる作品。
 
その分、ストーリー的な刺激はあんまりないかなあ。
 
ただ、「サイコパス」からも感じていたテーマと、言いたいことは一緒なのかなと思いましたので、感想とあわせてそのへんを書きたいと思います。

 

■良かった点
・3DCGとは思えないなめらかさ!
・アンジェラが可愛い!エッチな造形も素晴らしい。
・アクションがスピード感と爽快感があって良い。
 
・メインキャラクター3名というのが良い。
キャラクターがんがん出さなくても、3名でこれだけ壮大なストーリーになるんですよね!
 
・キャストが贅沢。モブ3人娘がいるのですが、なんと
高山みなみ林原めぐみ三石琴乃!三石さん楽しみにしていたのに、まさかあんなちょい役だとは!サプライズ感ありました。
 
 
■ものたりなかった点
これは個人的ですが、もっとグロが欲しかったっすね!グサーっとくるものを期待してます。
 
 
サイコパスと根底のテーマは一緒ですねえ
「システム」ってこれからすごく重要だと思うんですよ。システムっていうのは「体制」的な意味合いもそうだし、「IT(インターネット等)」の意味合いでもそうだし。
 
超効率的時代に突入している中で、非効率的な体制であるとか、非効率的な作業であるとかが排除されてきていますよね。
それは時代のムーブメントだと思います。その先に人類の進化があるとみんなが信じてる。
 
ただ、それに依存するのが一番良くない。結局システム自体も、人が作ったものだから、結局バグだってあるし、「てづくり」なわけですよ。だから完璧なものなんてありえない。あくまでもツールとしてあるもの。それに自分の判断までのせてしまうと、考える力(人間として生きる力)が低下してしまう。
 
考える力が低下した時に、問題なのが一つ。
危機的状況に陥った時に、判断できなくなる。これは生命力の低下と言ってよいと思います。
 
問題点がもう一つ。
「幸せ」であるのか、ということ。
幸せの定義は難しいですが、一応wikipediaなんかでは「心が満ち足りていること」とあるんですね。辞書だと「運が良いこと」とあります。両者に共通するのは「基準がある」ということです。基準より満ちている、基準より良いことが起きる。その基準ばかりは、自分で持つことしかできません。そしてその実感も。
 
 
なんで、今後の世の中のシステムは確実に発展していきます。人類もきっと、テクノロジーとしては発展していくでしょう。ただ技術的観点ではなく「個体ごとの進化」としては、どこまで発展していけるでしょう。これはシステムに依存していては実現できない進化です。
 
そして私たちは、集合体でありながら、結局のところ一個体ですので、個体として進化しないかぎりなかなか幸せにはなれないと思うのです。結局、システムに依存するのではなく、システムを使わないといけない。自分で思考し判断し決断しないといけない。
 
 
そういった「個体として大事なこと」が本作品のテーマであり、サイコパスと一緒なのかな、虚淵氏が非常に感じていることなのかな、と思いました。