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花咲いたブタちゃん走り ●マンガ・アニメの感想・考察・レビュー●

毒舌・批判・絶賛あり。作者さんの意図とか考えを想像するのが好・き!

​ジャンプ 1501号 食戟のソーマ 感想 秋の選抜のクライマックス演出が素晴らしい!+新連載 感想

マンガ 食戟のソーマ
​ジャンプ 1501号 食戟のソーマ 感想
 
 
いやあもうめちゃくちゃ感動してしまいました。
内容としては、「ついに調理スタート!」なだけの回なんですが。
 
秋の選抜最終決戦に向けて、3つの「スタート前の盛り上げ」をしていましたね。
いわゆる「期待値調整」というやつですね。
 
 
①対決する3人の武器おひろめ
 (サンマの仕込み状況確認)
 
②審査員のラスボス感
 (3人目の審査員登場)
 
③ここまでの道程を思い起こすかのような余韻のあるスタート
 (月天の間の​秘密)
 

 

 
①対決する3人の武器おひろめ(サンマの仕込み状況確認)
これについてはまさに期待値調整でして、「観客的にも審査員的にも、主人公ソーマ君はもうダメだなムードですよ」というマイナス転換です。
「こんなマイナスな雰囲気からここまで押し上げるとは…!」という伏線ですね。
実際楽しみです。
 
 
②審査員のラスボス感(3人目の審査員登場)
審査員3人がそれぞれすんごい人達なので、「こんなハイレベルな三人の舌をうならせることができるのか…!?ゴクリ」という感じです。
この三人を出すことにより、「ハイレベルな戦い」になるという雰囲気を醸し出しています。
 
また、登場した三人目はなんとアリスのお母さん。アリスを負かした主人公ソーマに対し「美味しくナカタラ、怒っちゃうカモデスヨ?」と威圧。ここにまた、ソーマのひっくり返しフラグが建立されました。
 
 
 
③ここまでの道程を思い起こすかのような余韻のあるスタート(月天の間の​秘密)
「ここまでの道程を思い起こすかのような」は完全に私が個人的に感じただけなのですが。
 
これです!
 
ここが最高にじんわりしました。
 
ネタバレにはなってしまいますが、秋の選抜会場でもあった「月天の間」。なぜそう呼ばれるのか。それは会場の特別な仕様にありました。
屋根の扉が開き、月が顔を出している。調理開始の合図を出すのはその月。スタートは、その月が完全に姿を現した瞬間。調理時間は、その月が完全に隠れてしまうまでの2時間。
 
おっしゃれな設定だなと。
 
なので今週号の後半はその説明と、月が完全に姿を現すまでのわずかな静寂でした。
月を見上げながら、出場者はそれぞれが、きっと改めて「勝つ」と決意するでしょう。
 
そして、審査員でもあり、かつて十傑の一員であった堂島さんは思い起こします。「かつての十傑たちも同じ月を見上げていた…」と主人公ソーマの父である城一郎が学生の時の姿を。それと同じように月を見上げるソーマ。
 
 
これはソーマは当時の父と同じような道をたどっている、そしてソーマも今後活躍していく、ということをほのめかす演出でしょう。
 
 
こういった立位置の再確認や、この戦いが終わったら…。をほのめかす演出は、たいていクライマックスに使うものですが、ここでやってくるのかと!またこれが上手い!鳥肌たってしまいましたよ。
 
秋の選抜の最終決戦、決勝前に大きく盛り上げてきましたね。三者三様どのように戦うのかが楽しみです。
 
 
 
 
 
■他、思ったこと
秋の選抜が終わったら、日常回が何回か続いたり、はたまたラブコメ的になったりするのかな?と思いますが、その次は何でしょうね。
もう、早速十傑バトルしちゃうのかな?この秋の選抜で、十傑との因縁もずいぶんフラグ構築してきましたもんね。
 
冬の選抜とか、試験とかないのかな。2年生になる前に。
 
学校としては、合宿→選抜ときたら、年度末に進級試験くらいあって良さそうなものですが、まあ主人公達からしたら今更だしな。
 
十傑編が始まるやもしれん。
 
 
■余談
このブログですが、もともとは、ほとんどハンターハンターが再開したから立ちあがったようなブログです。
週刊で、あれほど考察しがいのある作品はそうないですからね。でも、意外に即休載になってしまって…。細々とは更新し続けていますが、何か軸になるようなものが欲しいなあ、と思っていました。
 
その候補として、「食戟のソーマ 毎週感想」を考えています。意外にじっくり読んでいると小ネタや演出がそこここにある作品でした。とはいえ書くことないのに無理やり書くのは良くないので、ちょこちょこやっていこうと思います。
 
 
 
 
■他、新連載について
うーん、構成が?
 
導入としては、「転校生挨拶」ではなく、「学級裁判シーン」のほうが良かったと思いますね。そのほうが、「小学生弁護士」「小学生判事」という設定の面白さがダイレクトに伝わるし、転校生二人の対立関係もすんなり理解できたはず。
 
実際といえば、はじめに「謎の転校生挨拶」からはじまり、中盤に「学級裁判の説明」と、「実は転校生は弁護士と判事でした、という設定」が明かされてしまったので、入り込みにくかったし、そのせいで冗長になったのでは?
 
初回くらいはバーンと即行事件解決してほしかったです。
 
あとは、中盤は字がぎゅうぎゅう詰めだったので挫折して、読みませんでした。
 
 
 
「鈴木君バラバラ事件」というネーミングもどうなんでしょう。はじめは詳細説明がなかったので「え、殺人とか猟奇的な話なのか!?」と思いきや、実際はクラスで飼っていた魚の名前が「鈴木君」というだけでした。なんだよ。
 
 
 
とはいえ、ジャンプの「知的枠」が現在なかったので(もともとあったのか、そんな枠、という感じですが。)面白いテーマかなとは思います。
 
現在ジャンプは「腐女子向け」から「少年向け」に軌道修正しているらしいです。(ガンダムと同じですね。)ので、メインターゲットである小・中学生男子にとっての大きな日常問題。学校内でのイジメや体罰、大人の理不尽に対して、当事者であり子供の自分がどう戦っていけるのか、というテーマ性は非常にマッチしていると思います。
 
 
まあ、今回の「学校でゲーム機を持ちこんではいけない」に対する論破は、内容がお粗末すぎて「どうなの?」という感じでしたけど。(あまり正論すぎて、現実で使われたら困るからか?いやいや、作品が面白いほうが大事だろう)
 
大人からすると、論破すること自体はゴール設定として無意味だし、その内容もお粗末となると、作品自体の魅力をどこに据え置くのか、というのは、2話以降で見極めないといけない感じですね。
 
 
 
まあ、ナルトが終わったことによって、「新生ジャンプ」が注目され直している感じがするので、ここで出版不況に終止符をつけるためにも、どんどん面白い新連載・展開を投下していってほしいです。