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花咲いたブタちゃん走り ●マンガ・アニメの感想・考察・レビュー●

毒舌・批判・絶賛あり。作者さんの意図とか考えを想像するのが好・き!

食戟のソーマ 週刊少年ジャンプ 8号 2015年1/19 発売号 感想 テンプレ漫画と一線を画した主人公像

マンガ 食戟のソーマ

食戟のソーマ 週刊少年ジャンプ 8号 2015年1/19 発売号 感想

 
秋の選抜、最終決戦の巴戦、ついに三人目主人公の品出しが終了。
次回判決!
 
 
流れ的にはソーマ(主人公)が勝つのでしょうが、いかにそれに説得力をもたせるのか、さて。
 
今回の内容的には、テンプレ作品と一線を画している流石!な部分と、うーんなんかなあ、という部分がありました。
 
 
◼︎テンプレと一線を画している部分
 

それはちゃんと「行動によって、読者に訴えることができる人物が主人公である」という部分。

私がNARUTOやワンピースを読んで「幼稚だな」と思ったのはこの部分(この2作は、テンプレ作品の例としてはちょっと違う気もしますけども。むしろテンプレにされる側、元祖テンプレでしょうか)。
 
ナルトもルフィも、まず「主人公である」という部分からスタートしているため、後先考えない行動や言動が多い。例えばジョジョや冨樫作品でも「後先考えていないような、一見して理解不能な行動が多い」と言えるが、それは読者をひっぱってくるためで、実際には数手考えた先の打ち手をとっている。あるいは、それしか選択肢がなかったほど逼迫した場面だったりする。
 
が、ナルトやルフィの場合は、本当に後先考えていない。その上で、主人公だからなのか都合よく話が進み、リスクを負うことが無い。この2作を挙げてしまうのは違うかもしれないけど、こういった大きい看板がそういうことやると、真似する新人を大量生産する。その意味ではジャンプ編集部は罪深いとわたしは思う。
 
 
主人公は主人公だから主人公なのではなく、主人公足らしめる行動がとれるからこそ主人公。
 

ピアノの森」のカイ君にも、その努力量に非常に感銘を受けたものですが…

今回のソーマへの評も、私が個人的に少年漫画に求める主人公像としては理想だった!
 
 
現実の私たちは、切り取られたストーリーの主人公ではないから、チャレンジにはもちろんリスクがついてまわるし、身が千切れるほど努力に努力を重ねたところで、絶対に成功するとは限らない。むしろ、すごく悪質な人に巧妙に騙されて、胸糞悪い展開に陥ることだって多いにあり得る。
 
でもだからといって、チャレンジしない、無難でいいのかと言われたらそうではない。守らないといけない時には守らないといけないし、やらざるを得ない場面も絶対にある。
 
物語の力というのは、読者のそんな場面で勇気を与えるものだったりする。
 
少年漫画であればなおさら。
 
 

今回ソーマが、まだ優勝するかはわからないけど、学園の皆々に「あいつ、すげえな…」と思わせるほどの料理が作れたのは、決して主人公だからではなく。

何度挫折しても負けてもそのままにせず、諦めず、確実にできることを増やし、目指すところは一切ブレない。そんな風に10年近く積み上げ続けてきた、途方もない努力。
 
一色先輩の、「みんながソーマ君を認めようとしなかったのは、努力をしていない自分を認めることになってしまうから」というのは、読者的にもグサーッとくる一言じゃあないですか!
 
こういうのを少年漫画に求めていたんですよ!!
 
 
 
◼︎いまいち…な部分
しかし!
 
肝心の料理が…
 
なんかそれ…すごいの?ふうん…。くらいの、正直インパクトに欠けるものでして…。
ついでに言うと、その前に品出ししてた黒木場と葉山の料理も、美味しそうだけど特に驚くほどではなく。
それでソーマの料理も美味しそうだけど、いまいち豆乳のサンマを組み合わせた旨味が想像できず、「合うのかなあ…??」どまりの感想。
 
 
次回さらに説得力のある解説があればいいけど、流れを無視して料理だけで考えると、誰が1位でもよくわからんなあ、というのがもったいない。
 
 
最近料理レベル上がってきたからか、味が想像できない感じになってきた。
そこでいくとアリス嬢の料理は見栄えがいいよねえ。
 
 
 
 
そんなわけで、来週も楽しみにしています。